2012年07月02日

ぼっけえきょうてえ

友達に誘われて
「ぼっけえきょうてえ」を聞きに行きました。

何のこと?
岡山弁でとっても怖いということ。
題も解らず、ただアナウンサーの徳永玲子さんが
語り部といことで興味しんしんで行ってみました。

話は岩井志麻子作で夏の夜の怪談話と思っていたら
いわゆる怪談ではなくて、昔はきっとこういうことはあって
いただろうと思わせられる怖い話でした。

貧しい家の子が女郎屋に売られて、物好きな男が
その女郎の身の上話を聞くという設定。

昔は間引きということがあっていて子供が生まれる前に
薬草で死産させられたり、生まれてすぐに口をふさがれたり
して殺すというもの。主人公は口をふさがれて川に流されたのに
2日間生きていたので親に助けられ、6歳より親の家業を手伝った。
親の家業はお産婆さん、それも間引き専門。
薬草で死産させる方法や口をふさぐなど子殺しの方法を話す。
気分が悪ったが話し口が上手で引き込まれてしまう。

極楽に行きたいという同僚を自殺に見せかけ殺すという場面は
胸に詰まった。きれいな目をしているから同僚は極楽に行ける
私は小さい時から間引きの仕事をしていたから地獄行き。
こちらから願って地獄に行くという場面で終わった。

友達と
胸が詰まったね。
昔はこんなことはきっとあってたよね。
今の時代に生まれてきてよかったね。
夕食は胸いっぱいで入らないかもねとなんていいながら
さっきの言葉を忘れたみたいに居酒屋で飲んで食べて・・・


間引きもされず頂いた命を大事にしなくては!



Posted by 室井孝子 at 11:38│Comments(0)
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