2015年11月08日

澄汁(すめ)

先日京都に行ってきました。
最初に宇治の万福寺に行き普茶料理を食べたいと思いましたが
万福寺では食べることができず、門前のお料理屋さんで頂きました。
普茶料理とは中華風の精進料理のことです。

料理の内容を書かれたものをみたら澄汁にすめと振り仮名がふって
ありました。
姉とこれがすめと呼ぶのねと話しました。
私の田舎ではソーメンの漬け汁のことをすめと言います。
澄まし汁ではなくお醤油で真っ黒なのですがすめなのです。

田舎のすめはどこでどう間違ったか知りませんが普茶料理からの
変化したものではないかと思いました。

高校生の時古文の時間に
先生が話された古文の言葉にいつも祖母が話していた言葉が出て
きたのでした。今ではどんな言葉だったか忘れましたがなんだか
田舎の言葉で恥ずかしかったと思っていましたが素晴らしい言葉
だったのだと誇らしく思ったことを思い出しました。
明治13年生まれだった祖母は古文の世界に生きていたのでしょう。





Posted by 室井孝子 at 19:44│Comments(0)
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