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2010年08月13日

こだわって

労多くして・・・・・梨の蜜作りはこの言葉通りです。

それまでして作ろうと思ったきっかけは、

7年前お正月に石垣島に遊びに行きました。
12月30日にサトウキビ工場を見学した時、サトウキビの絞った汁を
大きな釜で煮詰めていました。横にはアルミのお皿に見慣れた黒糖があったので
お土産にと何個か手にとって、仕事をしている小父さんにこのお釜の汁は何時間位
煮詰めたら固まるのですか?と何気なく聞いたのです。

小父さんぶすっとしとて曰く「固まりませんよ」
えっ何で? アルミ皿をもって、これは?と聞くと
石灰という凝固剤で固めていると言われるのです。

小父さんが言われるには、砂糖大根もサトウキビも汁だから
凝固剤を入れなければ固まらない、黒い砂糖ほど良く煮詰めて
固めている、茶色の黒糖は煮詰めが足りないと話された。
横に200ccくらいのビンに黒い液体が入っているのを指差し
凝固剤を入れてないのがいわゆる「黒蜜」という物と話されました。

じゃあ 砂糖は全部凝固剤を入れて粉砕していると言うこと?

えっ! もうびっくり

あわててアルミの皿を返し、5本あった黒蜜を買ってそこを後にしました。
12月31日 石垣の商店街に3本あったので買って、
1月1日にパームやしの北限を見物したらまたあったので買って
帰ってきました。

次の年に梨のジャムを作っていて失敗して出来たのが梨の蜜です。

あの石垣島の経験がなければ梨の蜜も作っていたかどうか、作っても
添加物の入ってない物にこだわって作ってないかもしれません。

人生何が幸いするかわかりません。忙しいのは幸い?

名前も梨蜜にしたらという意見が多かったのですが、
梨の蜜にすることで柔らかいイメージにこだわりました。

  


Posted by 室井孝子 at 17:06Comments(1)